
「経営の家庭教師」—親の借金月100万円の返済を背負った男が、次世代に託す希望
「もう、ダメかもしれない」
木下さんが20代の頃、毎月の返済に追われる日々の中で、何度そう思ったか分かりません。
親が抱えたカードローン。自分のカードも合わせて、毎月の返済額は100万円。
目の前には、終わりの見えない数字の山。背中には、逃げ場のない重圧。
若き日の彼は、ただひたすらに働き続けるしかありませんでした。
「なぜ、自分がこんな目に・・・」
そんな思いが何度も頭をよぎりました。しかし、その苦しみの中で、木下さんはひとつの真実に気づいたのです。
お金の知識がないまま事業を始めることが、どれほど危険か。
そして同時に、こう誓いました。
自分のような苦労を、これからの若い経営者には絶対に味わわせない。
嵐を越えた者だけが知る、航海の本当の厳しさ
借金を返済し終えた後、木下さんは財務コンサルタント、そして社外CFO(最高財務責任者)として歩み始めました。
CFOアカデミーで財務マインドを深化させ、現在は複数の企業の財務戦略を支援しています。しかし、彼の目指すものは、単なるビジネスの成功ではありませんでした。
自らを「経営の家庭教師」と称して、若手経営者を支える——それが彼の本当の使命です。
「創業時に戦略的な資金調達や経営知識がないまま走り出してしまう。そして躓いてしまう。そんな若者を一人でも減らしたいんです」
かつて自分が味わった絶望を、次の世代には経験させたくない。その一心で、木下さんは若き起業家たちに寄り添い続けています。
彼の役割は、いわば「荒波を越える船の熟練したナビゲーター」です。自らがかつて嵐の中で遭難しかけた経験があるからこそ、これから航海に出る若い船人たちに正しい航路を教えることができる。時には危険な暗礁を避け、時には追い風を捉える方法を示す。
血の通った、アナログな伴走。それが木下さんのスタイルです。
マレーシアという新天地で、「富」を循環させる
木下さんの視線は今、海の向こうに向いています。
5年以内にマレーシアへ完全移住すること——それが現在の大きな目標です。
すでにここ1年で5回現地を訪れており、ビジネス環境やビザの動向を精力的に調査しています。医療法人のマレーシア進出に伴う投資計画書の作成など、すでに実績も積み上げてきました。
彼がマレーシアにこだわる理由は明確です。そこが東南アジアのハブであり、IT系や投資系の富裕層経営者が集まる場所だから。
「マレーシアに移住することで、現地の経営者コミュニティと深く繋がり、日本から進出する企業とのマッチングや財務支援を行いたいんです」
しかし、木下さんの構想は、自身のビジネスだけでは完結しません。
彼が本当に目指しているのは、富裕層の投資家と、アイデアに溢れる日本の若手起業家を繋ぐ架け橋になることです。
海外進出企業のCFOとして活動し、そこで得た利益や人脈を活かし、資金力のない若い世代の創業を「家庭教師」として支え、投資家に繋いでチャンスを提供する
ビジネスと社会貢献を高い次元で融合させる——それが木下さんの描く未来図です。
50歳、人生の折り返し地点で見えたもの
間もなく50歳という大きな節目を迎える木下さん。
「40代までは自分の足場を固める時期だった。でも50歳からは違う。社会に還元していくフェーズなんです」
20代で背負った借金の重み。30代、40代で築いてきたキャリア。そのすべてが、今この瞬間のために必要だったのかもしれない——そう思えるようになったと言います。
木下さんが何よりも大切にしているのは、「人とのご縁」です。
デジタル全盛の時代だからこそ、血の通ったアナログな人間関係を通じて、次世代に何を残せるかを問い続けています。
「私が若い頃に欲しかったのは、お金じゃなくて、正しい知識と、信じて支えてくれる人でした」
だから今度は、自分がその存在になる。
日本と東南アジアを繋ぎ、才能にチャンスを届ける
木下さんの挑戦は、まだ始まったばかりです。
日本企業の海外進出を加速させ、投資家達の富を日本の若き才能へと循環させる。
その壮大なビジョンの先には、かつての自分のように苦しむ若者がひとりでも減り、本当にやりたいことに挑戦できる社会があります。
「経営の家庭教師」として。 海外進出企業の「右腕」として。 そして、次世代への「恩返し」として。
木下さんは今日も、誰かの航海を支えるために走り続けています。
あの日、返済に追われながら見上げた空。 それは今、海の向こうの新天地へと続いています。
借金の重みが、希望の重さに変わる日まで。
木下さんの挑戦は、止まりません。
【プロフィール】
木下 康志(きのしたやすし)
財務コンサルタント・CFO。CFOアカデミーにて財務マインドを深化させ、現在は複数の企業の財務戦略を支援。2025年以降のマレーシア移住を目指し、日本企業の海外進出支援と、若手起業家の育成「経営の家庭教師」としての活動を並行して進めている。
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